イスラム組織ハマスによるテロ攻撃から、7日で1カ月。

警察官が装着していたカメラの映像をFNNが入手
警察官が装着していたカメラの映像をFNNが入手
この記事の画像(19枚)

イスラエル南部では、警察署が一時占拠された。その激しい戦闘を記録した映像を、FNNが入手した。

警察官が装着の“カメラ映像”をFNNが入手

イスラエル警察当局が提供した映像には、警察署でハマスに対処する警察官の声が記録されていた。

警察官の声:
行くぞ! やつら(ハマス)は、スデロット署にいる! テロリストが警察署にいるという報告がある。おい、行くぞ! 行くぞ!

「ハマスがいる」という一報に、緊張感を漂わせる警察官。

ハマスの大規模攻撃が始まった10月7日、イスラエル南部のスデロットでは、警察署が一時占拠されるという事件が起きた。

この時、警察署を奪還しようとハマスと対峙する警察官が装着していたカメラの映像を、今回、FNNが世界のメディアに先駆け入手。

そこには、ハマスの戦闘員がためらうことなく警察官を銃撃する緊迫の場面が記録されていた。

警察の無線:
警察署で銃撃戦が行われています。

銃弾の雨から身を隠しながら、建物に近づこうとする警察官。

激しく銃声が聞こえるなか、緊迫した様子で警察官が「手りゅう弾、手りゅう弾、手りゅう弾!」と叫ぶ。

「待て!待て!待て!待て!助けてくれ」という警察官の声も聞こえる。

警察署には簡単には近づけず、車の陰から銃を構え、応戦するタイミングを計る。

銃撃戦のすぐ脇では、逃げ出す子供の姿も…

少し離れた建物から撮影された映像には、銃撃戦のすぐ脇を逃げ出す子どもらしき姿に加え、銃撃を受けた警察官らしき人物が、路上に倒れ込む様子も映し出されていた。

FNNが入手した映像には、「援護が必要だ!」「負傷者を引きあげろ!」と叫びながら、仲間を助けようとする警察官の姿が映っていた。

襲撃された警察署の責任者は、同僚2人を失い、自らも右手を負傷したと話す。

警察署の責任者:
最初に彼ら(ハマスの戦闘員)を見たとき、前例がなく、なぜ彼らがそこにいるのか理解できませんでした。そのあとは“命がけ”で戦うしかないと考えていました。
(「イット!」11月7日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(19枚)