幸せそうな笑顔で…母娘の写真

7月9日朝、送検された梯沙希容疑者(かけはし さき・24歳)。

この記事の画像(9枚)

3歳の娘、稀華(のあ)ちゃんに十分な食事を与えず餓死させた、保護責任者遺棄致死の疑いが持たれている。梯容疑者は6月に知人の男性に会うために鹿児島へ出かけ、8日間、稀華ちゃんを自宅に放置していた。

母親と2人で頬を膨らませ、一緒に写真に写る稀華ちゃん。

2020年の正月に撮られた写真でも、母親と幸せそうな笑顔を浮かべている。誕生日や七五三のお祝いをするなど、娘を大切にしていたとみられる。

「稀華ちゃんをかわいがっていた」母の二面性

それなのになぜ、娘を8日間も放置してしまったのだろうか?梯容疑者を知る人に話を聞いた。

梯容疑者が通っていたコンビニ店員:
結構近所だったから、朝はパジャマっぽい部屋着みたいな感じで、朝ごはんを買いに来る。(稀華ちゃんは)目のくりっとした、かわいい感じ印象。ほんと普通の…子どもをかわいがっているお母さん

梯容疑者がよく訪れていたコンビニのオーナー:
もう普通のかわいがっているママですよ

梯容疑者を知る女性:
とても梯容疑者が稀華ちゃん溺愛しいて、1つ1つの会話ができたよっていうのを報告して、おしゃべりしていた。

稀華ちゃんをかわいがっていたという梯容疑者。その一方で、彼女の行きつけの飲食店からは…

梯容疑行きつけの飲食店関係者:
多い時でだいたい週に1回ぐらい足を運んでいただいていまして。僕はお子さんがいるっていうのは初めて知ったので…今までそういう話は出なかったですし、非常に驚いています

24歳の母親が周囲に見せていた二面性。

調べに対して、梯容疑者は「死ぬとは思わなかった」と話しているという。しかし、その後の調べで次のような供述をしていることが分かった。

梯沙希容疑者:
部屋のドアをふさぐためにソファを置いていた。

留守中に稀華ちゃんが台所の包丁を取りに行かないよう、部屋をふさいでいたというのだ。

稀華ちゃんは8日間もの間、たった1人で部屋の中に閉じ込められていたことになる。

警視庁は、梯容疑者が育児放棄が発覚しないよう、ドアをふさいで閉じ込めていたとみて調べている。

(「Live News it!」7月9日放送分より)

【関連記事】「男に狂ってた」3歳女児が自宅で餓死 8日間放置の末…逮捕の母親は男性に会いに旅行へ