アメリカ・ワシントンの飲食店で25日、日本の特産品をPRするイベントが開かれた。

イベントの主役は「AWAMORI(泡盛)」。日本では知名度のある沖縄の蒸留酒だが、アメリカでは日本酒や焼酎に比べて認知度が低いという課題を抱えている。

泡盛を試飲する飲食店関係者ら
泡盛を試飲する飲食店関係者ら
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そこで日本大使館は、アメリカ国内でも市場が大きいメキシコの蒸留酒「メスカル」とのコラボレーションで認知度を高めていこうとイベントを企画した。イベントの狙いについて、日本大使館の貞包隆司さんは、「泡盛は誰も知らない、焼酎も苦戦している。一方で日本酒は知っているという。一から広めるのはなかなか難しい。メスカルを使ってバーテンダーやレストランに知ってもらう意図です」と話す。

実際に泡盛を試飲した人たちからは、「のどごしが良くてさっぱりしている」「とても飲みやすくておいしい」といった声が聞かれた。

新型コロナの感染拡大以降、泡盛のアメリカへの輸出量は減少しているが、日本大使館は「お酒の愛好家から少しずつファンを増やし、輸出の拡大に繋げたい」と今回のイベントの効果に期待している。

【イベントの様子はこちらの動画から】

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国際取材部
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