男子マラソンでパリオリンピックの切符をつかんだ九電工の赤崎暁(崎は立つさき)選手が10月21日、ふるさとである熊本県大津町で開かれた陸上教室に参加し、子供たちとの触れ合いを楽んだ。
パリ五輪決定の赤崎選手が陸上教室に
男子マラソンのパリオリンピック日本代表・赤崎暁選手(25)が、ふるさとの大津町で10月21日に開かれた子供たちの陸上教室にゲストとして登場した。
九電工・赤崎暁選手:
めっちゃいい天気ですね、きょうは。きのう曇りだったので晴れてよかったです。陸上の楽しさをみんなが分かってくれたらと思います

「クラブおおづ」の小学生や中高生80人とウォーミングアップをし、指示に合わせて左や右に動くゲームでは、赤崎選手も参加してゲームを楽しんだ。

また、じゃんけんで勝つまで列に戻れないゲームでは、赤崎選手がまさかの引き分け含む15連敗を喫し、オリンピック代表選手よりも子供たちの方が先にゴールしていた。
大学時代から子供たちとの交流続ける

じゃんけんではまさかの連敗を喫した赤崎選手だが、拓殖大学時代から里帰りの度に地元の子供たちと交流を続けてきたという。
リラックスした表情で参加者と一緒になって走り、ふるさとの空気を楽しんだ。
子供たちにとってもかけがえのない時間となったようだ。

ダッシュとウォークを交互に行うインターバル走では、高校生もオリンピアンと肩を並べてトラックを駆けた。
県高校新人戦400m優勝 熊本工業・田吹飛雄選手:
オリンピック選手なので速いとは思ってたんですけど、自分は短距離なんで負けられないと走ったんですけど(短距離も)速くてびっくりしました。大津から(オリンピックに)出てすごいなと思ったので、自分もそういうすごい選手になれるよう頑張りたいです
「優勝してほしい」子供たちの思い胸に

練習が終わるとサインを求める子供たちの列ができていて、赤崎選手は最後の一人まで熱心にペンを走らせた。
ーーサインもらってどうでしたか?
小学2年生:
うれしかったです。(パリ五輪で)優勝してほしい。

九電工・赤崎暁選手:
みんな楽しく走ってくれてたので、このまま「陸上が楽しい」という思いで、これからも走ってほしいと思いました
赤崎選手は今後、福岡を拠点に練習を重ね、12月には鹿児島県の奄美大島で強化合宿を行うということだ。
(テレビ熊本)