熊本県工業連合会は10月23日、大西一史熊本市長に政策提言書を提出した。提言や要望のほぼすべてがTSMCの熊本進出に関連するもので、各企業が熊本市長に訴えた、いま最も苦労していることは人材の確保のようだ。

TSMC進出に期待感の一報で課題も

熊本市の2024年度予算編成を前に、大西熊本市長に政策提言書を提出した熊本県工業連合会。

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台湾の半導体製造大手・TSMCの進出に大きな期待感を示した一方、人材確保や人材育成、企業立地促進への支援拡大などを求めた。

そして加盟する企業の代表が、それぞれに窮状を訴えた。

上村エンタープライズ(大津町) 岩下円取締役:
大津町で採用が一番困っている。まずは学生に会社を知ってほしいというのが一番大きい

アイシン九州(熊本市) 塩田章人社長:
今まさに来年新卒・高卒の採用をやっているが、募集人員を充足できていない。二次募集をしても埋まらない

「地元企業を具体的に知らせる必要も」

大西熊本市長:
熊本市立の高校があるので、例えば連携して地元立地の素晴らしい企業があることをもっと具体的に知らせていく必要がある

また熊本県工業連合会は、交通インフラ整備の拡充へ、都市部の渋滞対策の強化なども要望した。

(テレビ熊本)

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