愛知・名古屋市中川区にオープンしたレストランが「日本一接客が悪いレストラン」として“人気”を呼んでいる。

「お客様は神様?知らねーよ、そんなもん」なレストランが人気

2023年7月、中川区にオープンした「the LAZY HOUSE(ザ・レイジーハウス)」。

この記事の画像(8枚)

トリュフの生地を使ったガレットや、生ハムとマンゴーが乗ったカプレーゼなど、本格的な洋食が楽しめるレストランだが、店員に注目してみると…コップを「ドン!」、料理も「ドン!」。

会計時には「もう帰っていいよ。金払ったからもう用ない」と…お客さんに驚きの対応をしている。

接客中もとても感じが悪いレストランだ。これは許せん!と思いきや…。

「他とはだいぶ違って面白い」「新しい。ホントに。マジでいいと思う」と喜んでいるお客さんばかり。

そう。ここは「日本一接客態度が悪い」ことをウリにしているレストランなのだ。

入店からの様子を見てみた。

オーナー:
早く歩け!動画とかいいから早く歩け!早く!

お客さんはメガホンで罵られながらテーブルへ。

オーダーの際も段取りの悪さを叱られ、「てめえら飲み物飲まねぇの?」と乱暴にドリンクの注文を促され、「おい!全然切ってないピザか、めちゃくちゃに切ったピザか」と料理を提供。

思わずクレームをつけたくなるが、この態度の悪さが逆に新鮮と若者たちに大人気に。オープン以来、連日満席になるほどだ。

オーナー:
「この店ガチ?」みたいな、「こんなのあり得るの?」みたいな。「何ここ面白い!来たいな」と思えるようなコンセプトを探していて、僕がもともと態度がそんなに良くないので、素のままで接客してみようとオープンしました

入店前と入店後の違いも魅力?

驚きのコンセプトだが、怒るお客さんはいないのか。このお店では、入店の際にコンセプトをきちんと説明しているため、怒るお客さんもいないという。

オーナー(入店前):
日本一接客態度が悪いレストランとなっております。この扉をまたいでいただきますと、通常通りの(態度が悪い)接客になります。ご案内いたします

入店前は丁寧にご説明
入店前は丁寧にご説明

オーナー(入店後):
はいバカ女3人、奥行け、一番奥!

会計を済ませて店を一歩外に出ると…。

店員:
ありがとうございました。お気をつけてお帰りください。またお待ちしております。ありがとうございました!

コンセプトも終了だ。

このギャップが魅力というお客さんもいる。まるでアトラクションのようなエンタメ系レストランは、今後もますます人気を呼びそうだ。

(東海テレビ)

東海テレビ
東海テレビ

岐阜・愛知・三重の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。