10月9日、アメリカ・サンフランシスコで、中国総領事館に車が突っ込んだ事件で、地元警察がボディカメラの映像を公開した。そこには、衝撃の瞬間が捉えられていた。

「床に伏せろ!武器を捨てろ!」

通報者の男性:
中国大使館に車が突っ込んだ!男が銃を持っている!SWATを早く呼んでくれ!

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通報者の女性:
警備員がまだ男と戦っている!

映像には、多くの人々が逃げ惑う姿も捉えられていた。通報から約4分後…。

警察官:
床に伏せろ!銃は持っているのか!?

警察官が駆けつけ、男を壁際へ押さえつける。

取り押さえられた男は右手に、刃物のようなものを所持している。

それを警察官や警備員に向かって、振り回している様子も確認できる。そして…。

警察官:
武器を捨てろ!武器を捨てろ!

男は、警察により射殺された。

男「中国共産党はどこだ!」など叫ぶ

AP通信によると、運転手の男は、通報のあった銃のほかにナイフやクロスボウなど、武器を複数所持していたという。領事館員や利用者にけが人はいなかった。

また目撃者によると、男は「中国共産党はどこだ!」などと、叫んでいたという。

利用者の多い午後の時間帯を狙ったとみられるこの事件。これに対して、中国外務省の報道官は「(運転手の)男が現場にいた市民や領事館員を傷つけることを狙った」との見方を示した。

サンフランシスコでは、APEC(アジア太平洋経済協力会議)が11月に開催される予定で、アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席による米中首脳会談が模索されている。
(「イット!」10月20日放送より)

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