7月、中国が進出を強めている東シナ海の上空で、中国軍の戦闘機がアメリカ軍機に並走。その後、中国軍機はミサイルをかわすための「おとりの弾」を8発を発射した。
東シナ海の上空周辺では、中国軍機によるこうした危険な行為が急増している。

中国戦闘機が米戦闘機に並走

中国軍の戦闘機が、上空に現れた。

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アメリカ軍機の様子をうかがうように、ぴったりと横に付けている。
すると次の瞬間、強烈な光が立て続けに放たれた。ミサイルをかわすためのおとりの弾だ。
中国軍機は2発づつ4回、合わせて8発を発射した。

アメリカ国防総省が、その様子が収められた映像を中国軍機の挑発行為として公開した。
撮影されたのは7月。中国が進出を強めている東シナ海の上空だ。

中国軍機の危険行為が急増

周辺では中国軍機による、こうした危険な行為が急増している。

2月には南シナ海上空で、パイロットの様子がわかるほど急接近。その距離わずか21mまで迫った。

さらに5月には、アメリカ軍の偵察機の前を横切るという危険な飛行をした。

乱気流によってアメリカ軍機は大きく揺れ、機内に緊張が走った。

アメリカ国防総省によると、日本などの同盟国の飛行機も含めると、中国軍機の危険な行為は2年間で約300件に上っているという。
(「イット!」 10月19日放送より)

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