10月17日からジャニーズ事務所が社名を変更するのを前に、16日、ジャニーズショップが閉店することになった。 大阪北区・梅田にあるジャニーズショップを取材した。

全国に4カ所のみ “公式”ショップには大勢のファン

大阪・梅田のジャニーズショップの前では、警備員が敷地内に誘導するほどたくさんの人が訪れていた。 2階が店舗になっており、窓には大きなジャニーズのロゴがある。お店の前の階段に入店待ちの人の列・店の周りにも多くの人がいた。

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公式の写真やグッズを買えるのは、東京・大阪・名古屋・福岡のジャニーズショップ4店舗とオンラインストアだけで、このジャニーズショップはファンにとっては聖地のような場所でジャニーズショップ、略して“ジャニショ”と呼ばれているそうだ。

ジャニーズ事務所は2日の会見で、社名を10月17日から変更すると発表。

「ジャニーズ」とつくグループ名や関連会社の名称も変更すると発表していて、ジャニーズショップも16日午後6時半に閉店し、オンラインストアも16日の23時59分で販売を終了する。

写真などのグッズには基本的に全て「ジャニーズ」の文字

社名変更と公式ショップの閉店は関連はないように感じるが、ファンの話によると、写真などのグッズには基本的に全て「ジャニーズ」の文字が入っているため、グッズを一度整理せざるを得ない、作り直さないといけないので一度閉店をするのではないか…ということだった。

ファンからは残念がる声が聞こえた。

ジャニーズJr.のファン:
最後の見納め的な感じでじっくり一回りしてきました
(Q.何枚買った?)
まあ、80~90枚くらい。高校生の時はバイト代とかためて、初任給をジャニショでいっぱい使ったりとか、すごく思い出が高校生のときから通っていてあるので、閉店するってことで悲しさはあります

関ジャニ∞のファン:
中に入ってみたら、関ジャニ∞以外の曲もかかってて、いろんな思い出が込み上げてきて、すごいじーんってきながら買い物しました。ネットでも買えるものではあるんですけど、やっぱ現地に来て買ったら感じるものも違うなって

ジャニーズファン:
悲しいなって思いながらいっぱい見てて、なくなっちゃうのかなって思うと悲しいですね。私の青春でした。ありがとうございました

店内に入れるのは「予約」のある人たちだけ

店内に入れるのは予約のある人たちだけで、ジャニーズショップの前にはたくさんの人が来ているが、階段に並んでいる人は予約が取れた人で、周りにいる人は予約が取れず店内に入れない人たちだそう。

店内に入れない人も、自分たちが持っているグッズとお店を写真に収めようとしていた。問題があったから予約が取れないほど人気になったのではなく、もともと予約は1週間前からできるようになるのだが、予約が始まったらすぐに埋まってしまうほど人気のある店だった。

ファンが何を買っていくかというと、写真やグッズはもちろん、紙袋も販売されている。

この紙袋には側面にジャニーズと書いてあって、今後オンラインストアでも買えないと思われる。ジャニーズという文字が入ったグッズはもう手に入らないから…と大量買いしている人の姿もあった。

様々な問題はあるが、ジャニーズショップの閉店についてはファンが残念がっているように感じた。ファンがたくさんいるタレント事務所だからこそ、これからどのように変わっていくのか注目していきたい。

(関西テレビ「newsランナー」2023年10月16日放送)

関西テレビ
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