御堂筋の中央分離帯でなぜか育っていたあの「スイカ」。16日、大阪市によって安全な場所に植え替えられた。 

「これはすごい!」研究者もびっくり

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大阪市の職員3人がかりで慎重に行われる「スイカ」の植え替え作業。この「スイカ」が見つかったきっかけは、先週、視聴者から関西テレビに寄せられた情報からだった。

取材班が駆けつけると、車が行き交う御堂筋の中央分離帯に、ソフトボールくらいの大きさのスイカがあった。スイカの品種改良に取り組む大和農園の東本寿克さんも「これはすごいですよ!ほんとに」とびっくりしていた。

研究者によると、動物のフンなどで種が運ばれた可能性があり、通常、スイカは他の作物に「接ぎ木」して育てる必要があるそうで、自然に実がついたのは「奇跡に近い」という。

大和農園・東本さんは「『ど根性大根』もかなり奇跡だと思うが、それに負けず劣らずと、このスイカもかなり奇跡の『ど根性』だと言えると思う」と話す。

3年前の「ど根性大根」の教訓を生かし…市の施設で管理

3年前に、大阪・梅田の一等地でアスファルトの隙間から生えた「大根」は、令和の「ど根性大根」として一躍ブームとなった。 しかし、何者かによって引き抜かれてしまった。

今回、そんな事が起きないよう、「スイカ」を守るため別の場所に移されることになった。

プランターにスイカが移し替えられ、作業はわずか10分ほどで終了。

スイカを見に来たという人は「もうないんだ…」と残念がっており、「植物園で育てるとかしてほしい」との声も上がった。

大阪市野田工営所の川路修祐所長は「せっかくここまで奇跡的に育ったスイカですので、皆さんにも見守っていただけるよう、市としても配慮していきたい」とコメントした。

(関西テレビ「newsランナー」10月16日放送)

関西テレビ
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