ジャニー喜多川氏の性加害問題に揺れるジャニーズ事務所が、本社ビルに設置されている看板の撤去作業を始めた。東京・港区の本社前の沿道では、全国各地や海外から訪れたファンが記念撮影をしたり、看板を見て涙ぐむ様子などが見られた。

看板の撤去作業始まる

10月5日午前10時ごろから始まった「Johnny & Associates」の看板撤去作業。屋上にはヘルメットをかぶった作業員の姿がちらほら見られた。

ぐるぐると手を回す作業員。合図を送っている?
ぐるぐると手を回す作業員。合図を送っている?
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作業員の一人が手をぐるぐると回すしぐさを見せると、窓の清掃作業などで見かける作業用のゴンドラが看板のあたりまで上昇し、その後、もう一機のゴンドラもそばで停止。作業員たちは、粛々と作業を進めた。

看板のあたりで停止した2機のゴンドラ
看板のあたりで停止した2機のゴンドラ

公式ファンクラブでは17日までの看板撤去が伝えられていたが、やや早めの着手となったようだ。

最後に看板を…集まった大勢のファン

事務所の前には大勢のジャニーズファンが詰め掛け、なかには涙を流す台湾から来たファンの姿もあった。この女性は、ジャニーズの看板を見に訪れたという。しかし……。

朝9時に来たという台湾のファン。しかし、撤去作業はすでに始まっていたようだったという。
朝9時に来たという台湾のファン。しかし、撤去作業はすでに始まっていたようだったという。

台湾から来たファン:
朝9時にここに来たら、すでに撤去工事が始まっていたようでした。最後の事務所を撮ろうと思いましたが、できませんでした。昔からずっと好きで…20年間ずっとジャニーズが好きでしたが、もうなくなってしまいます。

また、所属タレントのグッズを手に撮影していた女性ファンは、朝早く神戸から上京してきたという。

「(看板)を一目見たかった。ジャニーズではなくなるんだな」と話した
「(看板)を一目見たかった。ジャニーズではなくなるんだな」と話した

――看板は隠れてしまっていますが?
ファン歴15年・神戸から来たファン:

そうですね…。ちょっと一目見たかったなって感じです。中学・高校・大学・社会人、ずっとジャニーズに支えられてきたので、生きがいで。ジャニーズじゃなくなるんだっていう気持ちでいっぱいです。

一方、ファン歴50年という女性は「今後も応援していく」と話した。

――誰のファンですか?
ファン歴50年の60代女性:

ジャニーズの初代とフォーリーブス。10代からずっと追っかけをしていたって感じですね。これからも応援はしていきます。

公式ファンクラブでは10月17日までの看板撤去が伝えられている
公式ファンクラブでは10月17日までの看板撤去が伝えられている

ゴンドラが置かれて約7時間が経過した午後5時ごろになっても、看板に特に動きはなかった。看板は5日中に撤去されるのか?番組がジャニーズ事務所に問い合わせたが、返答はなかった。
(「イット!」10月5日放送より)