今、アメリカなどのスーパーで大人気だという商品。
パッケージを見ると、「KONJAC(コンジャック)」と書かれています。
「KONJAC(コンジャック)」の正体は、日本では、おなじみの“こんにゃく”。
群馬県の食品会社が、アメリカのスーパーと共同開発した海外向けの商品です。
2023年の売上見込みは、約5000万円。去年の5倍という大ヒット商品になっています。
海外で群馬産の「こんにゃく」が人気の理由は?
全国の収穫量の95%を占める「コンニャクイモ」の一大産地、群馬県。
EU加盟国を中心に、約60カ国に「しらたき」を輸出しているという群馬・下仁田町の会社に話を聞きました。
小金澤下仁田蒟蒻株式会社 小金澤定夫 社長:
来ます来ます。いっぱい来ますよ! 海外からのお客さんからのメールとか来ますね。
「おいしいです」って。
この会社では、今、海外向け「しらたき」の製造で大忙しです。
小金澤下仁田蒟蒻株式会社 小金澤定夫 社長:
――売上げ好調の理由は?
海外では「円安」に間違いないです。
こんにゃくが海外で大人気な理由のひとつに、10月3日、1ドル=150円台まで下落した外国為替市場の円相場が上げられるといいます。
そこに海外の健康志向が加わり、いま、注文が急増しているというんです。
海外のSNS投稿をみると、こんにゃくにドレッシングをかけたサラダなどが紹介されています。
こちらの会社では、海外からのニーズに応え、こんにゃくの独特のにおいを消したそのままでも食べられる「しらたき」が飛ぶように売れているといいます。
小金澤下仁田蒟蒻株式会社 小金澤定夫 社長:
――人気の理由は?
湯がいたりとか水洗いするとかじゃなくて、早く言えばもう袋から出して即ドレッシングで、食べれるっていう手っ取り早さですね。
円安がもたらした意外な場所での恩恵。
これを追い風に、「世界でのこんにゃくの人気定着をめざしたい」ということです。
(めざまし8 10月5日)