熊本県立大津高校サッカー部で明らかになった部員へのいじめ問題を受けて、熊本県教育委員会は県立学校の校長などを集めた臨時の会議を開いた。
白石伸一熊本県教育長は、県立学校でいじめ事案が相次いでいることについて「危機的な状況だ」と述べた。

熊本県立学校でいじめ重大事態3例目

熊本県教育委員会は10月3日に熊本県立大津高校サッカー部でのいじめ行為について「重大事態」として第三者委員会で調査することを決めた。

「重大事態」として第三者委員会で調査することを決めた熊本県教育委員会
「重大事態」として第三者委員会で調査することを決めた熊本県教育委員会
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これを受けて4日午前、臨時の県立学校長会議が開かれた。

2023年度に入って、県立学校で「重大事態」の認定に基づき第三者委員会が設置されるのは、ひのくに高等支援学校・東稜高校に続き今回が3例目と、相次ぐ「重大事態」に白石伸一県教育長は危機感をあらわにした。

白石伸一熊本県教育長:
立て続けにいじめ“重大事態”の報告がなされているという危機的な状況だと認識している。危機感を共有するとともに全校一丸となっていじめの未然防止、早期発見、早期対応に当たることを皆さんと確認したい

このように述べた上で、児童や生徒が相談しやすい環境づくりに努めるよう求めたほか、「スクールカウンセラーなど多様な相談窓口があることを生徒たちに伝えてほしい」と呼びかけた。

(テレビ熊本)

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