東京・世田谷区にある京王電鉄・下北沢駅近くの踏切で14日、人が渡り切れず取り残された様子を視聴者のカメラが捉えた。
京王電鉄「男性がいた場所は死角」
視聴者が下北沢駅ホームから撮影した映像。
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ホームの向かって左側の電車が出発後、右側に止まる電車から降りてきた車掌が慌てて向かったのはホームの端。そこで、「絶対動かないでくださいね、絶対動かないで」と踏切内に取り残された人に声をかけている。
![画面中央に取り残された人がいるのが分かる](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/0/9/700mw/img_097ccc099de9287eef65a718d62d7d24303685.jpg)
当時の状況について撮影者は、「踏切が鳴った直後くらいに入ってきたんですよ。反対側の電車もそのまま出発しちゃって、(踏切の)真ん中で電車に挟まれる感じで待っていた」と振り返る。
撮影者によると取り残されていたのは20代から30代の男性で、警報器が鳴り、遮断機が降り始めた時に踏切を渡ろうと進入してきたという。
![現場の踏切(東京・世田谷区)](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/0/b/700mw/img_0bee4c89d717379929eaf824af901920482736.jpg)
京王電鉄によると、「発車した電車は通常通り前方の安全確認をしたものの、男性がいた場所は死角になっていた」ということだ。
小さい娘がいるという通行人「ベビーカーが怖い」
警報器が鳴っても線路に進入し先を急ぐ理由。実はこの踏切は「開かずの踏切」で、15日朝も踏切が開くその時を大勢の人が待ち続けていた。
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電車が通過してもすぐに反対方向の矢印が点灯するなど、次々に点灯を繰り返す踏切。開いたとしてもわずかな時間などまさに「開かずの踏切」状態が続いていた。
取材中、踏切が開くのを待ちきれずに別の道に行く人の姿もあった。
また別の踏切の通行人は、「(電車)来ちゃうね。もうあっち行こう。あっち行こう」と話して、別の場所へと移動していった。
4分近く開かないこともあるということで、多くの車や歩行者が入り乱れ、怖いと感じるという人もいた。
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小さい娘がいるという通行人は、「ベビーカーが怖いですね、(遮断機の)間隔狭いし、横に避けづらいので」と話す。
![現場の踏切(東京・世田谷区)](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/1/f/700mw/img_1f2e6e0853da71fff4342ee0927c5670488102.jpg)
京王電鉄は、「踏切内の道路面の舗装や看板での注意喚起を継続していく」とコメントしている。
(「イット!」 5月15日放送より)