熊本県立大津高校サッカー部で当時1年生だった元男子部員が全裸で土下座をさせられ写真に撮られるなどのいじめを受けた問題で、学校は会見を開き男子サッカー部の活動を当面の間、自粛すると発表した。

大津高校男子サッカー部が活動自粛へ

問題は2022年1月、熊本県立大津高校サッカー部で当時1年生で部員だった男子生徒が、全国高校サッカー選手権の応援に行った際の宿泊先で、全裸で土下座をさせられ、その様子をスマホで撮影されるなどのいじめを受けたものだ。

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熊本県教育委員会は重大事態として10月3日に第三者委員会の設置を決めている。この問題を受け大津高校では10月6日夜、サッカー部の保護者に向けた説明会が行われた。

大津高校はこれまで「状況を総合的に考えて男子サッカー部の活動の自粛はしない」としていたが、保護者説明会後に開かれた会見で高野寛美校長が「今回の事案を重く受け止めているので当面の間サッカー部の活動を自粛いたします」と明らかにした。

平岡総監督も指導自粛「再発防止に…」

大津高校サッカー部・平岡和徳総監督:
今回の案件は監督不行き届き、私の不徳の致すところです。再発防止に誠心誠意努めていきたい

また学校は、平岡和徳総監督、山城朋大監督の指導についても自粛すると発表した。活動再開の時期については全部員への面談などを行い、関係団体と協議の上で決めるとしている。

また、大津高校が10月29日に初戦を迎える全国高校サッカー選手権熊本県大会への参加についても同様に関係団体と協議の上で検討するという。

男子サッカー部の活動ついて方針を一転させ自粛を決めた理由については「第三者委員会の調査に関わるため詳細は話せない」とした上で「一度立ち止まって色々な事の調査・精査をする必要があると考えた」と説明している。

(テレビ熊本)

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