オウム真理教の一連の事件で死刑が確定した13人のうち、残る6人の死刑が26日、執行された。
これで教祖の松本智津夫元死刑囚をはじめ13人すべての死刑が執行された。
26日死刑が執行された6人は、地下鉄サリン事件でサリンの散布役だった林泰男死刑囚、豊田亨死刑囚、広瀬健一死刑囚、横山真人死刑囚の4人、そして坂本弁護士一家殺害事件の実行役だった端本悟死刑囚と岡崎一明死刑囚。
これでオウム真理教の事件で死刑が確定した13人、すべての刑が執行されたことになる。
林死刑囚は地下鉄でサリンをまき、散布役の中で最も多い8人を死なせ、事件後、1年半にわたり逃亡を続けた。
豊田死刑囚は、東大大学院で素粒子理論を専攻、地下鉄でサリンをまき1人を死亡させた。
広瀬死刑囚は、教団で自動小銃を密造する中心メンバーで地下鉄でサリンをまき1人を死亡させた。
横山死刑囚がサリンをまいた地下鉄の車両では死者がでませんでしたが、「共同正犯」と認められ、死刑となった。
端本死刑囚は、空手の実力を買われ、坂本弁護士一家殺害事件では、弁護士に馬乗りになって殴打するなどした実行犯とされた。
岡崎死刑囚は、坂本弁護士一家殺害事件で弁護士の首を絞めた実行犯とされた。