9月18日は敬老の日。国内の65歳以上の高齢者人口は初の微減となったが、総人口に占める割合は過去最高を更新した。
総務省のまとめによると、15日時点の高齢者数は推計で3623万人で、2022年より1万人減って、比較可能な1950年以来、初の減少となった。
一方、総人口に占める高齢者の割合は、29.1%と過去最高を更新し、世界でも最高水準となっている。
総務省では、2023年に新たに「高齢者」にカウントされる65歳を迎える年代が、いわゆるベビーブームの「第一次」と「第二次」の谷間に当たったための現象で、今後も少子高齢化の傾向は変わらないとみている。
75歳以上の人口は2023年に2000万人を突破し(2005万人)、80歳以上の人口の割合は初めて1割(10.1%)を超えている。