FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023 日本対ペルー(9月16日 東京・国立代々木競技場 第一体育館)

バレーボールの女子日本代表(世界ランキング8位)はワールドカップの第1戦でペルー代表(同29位)と対戦。

スタメンは、キャプテン古賀紗理那(27)、林琴奈 (23)、関菜々巳 (24)、井上愛里沙 (28)、山田二千華 (23)、宮部藍梨 (25)。リベロは身長162cmの福留慧美(25)が起用された。

先制点をペルーに許すもキャプテン古賀紗理那のアタックや、林琴奈のブロックなどで逆転すると、林は中盤にバックアタックを見せる活躍。さらに安定したサーブレシーブから、宮部藍梨を含む全アタッカーが得点。

終盤は9連続ポイントを上げるなど常に試合の主導権を握り、第1セットを25対9で先取した。

第2セットの初ポイントを林琴奈が上げると、日本は序盤から試合をリード。古賀紗理那のバックアタックも決まり得点を積み重ねる。対戦相手のペルーは1988年のソウルオリンピックで銀メダルを獲得した古豪だが、日本は古賀、林を軸とした多彩な攻撃陣の活躍と、レシーブからつないだアタックで着実に得点を積み重ね、主導権を握り続ける。さらに途中出場、石川祐希の妹・石川真佑(23)もアタックを決め、選手層の厚い攻撃を見せつけた。

終盤、古賀・石川のスパイクが相手ブロックにつかまるシーンもあったが、25対19で第2セットを連取した。

第3セットの日本は、途中3点差に迫られる場面があったものの、石川真佑、古賀紗理那の活躍で相手を引き離す。さらに途中出場の和田由紀子(21)が174cmの身体から強烈なスパイクとサービスエースを相手コートに叩き込み追加点。

最後は初代表の和田がバックアタックを決めてストレート勝ち。セットカウント3-0(25対9、25対19、25対15)で勝利をおさめた。

日本としては“勝って当然”の相手に対し、圧倒する内容で勝利したことで、パリオリンピックの出場権獲得へ、好スタートを切った。

日本は17日、世界ランキング19位のアルゼンチンと対戦する。