独特なアプローチで猫との距離を縮める男の子がInstagramに登場した。
飼い主さん(@funi0202)が「土下座?独特なアプローチの仕方のムチ」とのコメントとともに投稿した動画には、マンチカンのふにちゃん(4歳・女の子)が横になっている姿が映っている。

そこに近づいてきたのは、「ムチ」くんこと飼い主の3歳の息子さん。そして、ふにちゃんの前に座ったまま両手をつき、頭を下げ始めたではないか。まるで「どうぞ」と頭を差し出しているようだ。
ふにちゃんは相変わらず横になったままだが、ムチくんの頭を前足でポンポン。なでているようにも見える。

そして、ムチくんが1度体を起こして体勢を整えると、最初よりさらに深く頭を下げ始めた。額を床につけるその姿勢は“土下座”のようだ。
なぜ、このようなことをしているのだろうか。実はふにちゃんは、急に動くなど予想不可能な動きをするムチくんの手が苦手なのだそう。手を出すと猫パンチや噛むフリの威嚇をしてくるのだという。
それでも距離を縮めたいムチくんが考えた方法が、この土下座のような独特なアプローチだったのだ。

ムチくんが頭をスリスリ動かしても、ふにちゃんに逃げる様子がない。どうやらこの方法はうまくいっているようだ。土下座のような体勢からは、ムチくんの「仲良くなりたい」という思いが伝わってくる。
この独特な仕草には「可愛いアプローチ」「ふにちゃんも土下座されたら許すにゃ」「エンドレスで見てられます」との声が寄せられ、多くの人が胸をほっこりとさせているようだ。
「触らせてくださいお願いします〜」
猫に土下座をしてるようにしか見えないアプローチだが、ムチくんはどんな経緯で始めたのだろうか?ここに至るまでにはどんな方法を試してきたのか?
飼い主さんに話を聞いてみた。
ーー土下座のようなアプローチ見てどう思った?
「触らせてくださいお願いします〜」と言ってるかのように見えました(笑)。

ーーこのアプローチ法は普段からよくしているの?
必ずではなく、最初はやはり手で触ろうとすることの方が多いです。一度威嚇されて今はだめなモードだと気付くと、頭でやったりするようになりました。
手を出すと威嚇されると気付いてからは、頭でゆっくり近付くようになりました(親もそう言ったり見本を見せていたので)。

ーーこれまでどのようなアプローチをしてきた?
触ろうとしたり顔を近づけたり…ふにの気分が良くて威嚇されない時は、なでることができたり鼻チュウも出来ますが、大体は猫パンチや甘がみを手や顔にされてきました。
ーーなぜ顔や頭からなら大丈夫なのだと思う?
動きがゆっくりなので予想外の動きをしないからだと考えています。顔や頭だと、静かに受け入れてくれる事が多いです(ちょっと嫌そうな表情はされますが(笑))。
一緒に寝たりもする「付かず離れずな関係」
ーーふにちゃんとムチくんはそれぞれどんな子?
ふには、昼は素っ気ない塩対応のお姉ちゃん、夜は甘えん坊で赤ちゃん返りするツンデレ猫ちゃんです。ムチは、お調子者だけど優しくて、猫をはじめ生き物が大好きです。

ーー普段の仲はどう?
付かず離れずな関係です。基本的にはお互い干渉せずですが、なんだか気になる存在…っていう感じがします。ふにはムチの事が大好きでもないけど嫌いでもないので、気付くと近くに居たりします。
普段は塩対応のふにですが、夜寝る時には枕元で一緒に寝る時もあって、ムチにお腹をマッサージされてすやすや眠っていきます。

ーー他にどんなアプローチをする?
猫じゃらしを使ってなどアプローチをしますが、まだそれはあまり上手じゃなく無視されています(笑)。他には、猫吸いをしたり、しっぽで顔をパタパタされるのを喜んだりしています。

ーーちなみに、飼い主さんも土下座のようなアプローチをしたことは?
土下座のようなアプローチを飼い主もした事があります。ムチと同じく手で触られるのが嫌な時に、頭でぐりぐりと、じりじりと近付いたりしています(笑)。ムチはそれを見ているからマネしたのでしょうか…。
ふにちゃんへの独特なアプローチは、飼い主さんが先にしているのを見て覚えたかもしれない。これからも飼い主さんの接し方を見て学び、さらに仲良くなっていくことだろう。