井ノ原快彦氏は、ジャニー喜多川氏による性加害について気がつかなかったのかと問われた。

井ノ原氏は「僕は小学校6年生で事務所に入った。その時すでにそういう本(暴露分)があって、そうなのかな、という噂はしていました。そうなったらどうしようという話しもしていました」と述べた。

その上で「被害者が相談できない空気があった。だから告白するのが今になったと思います」と当時の様子を語った。

さらに当時の心境として、「僕らの関心事は、小学生中学生なので、歌がうまくなりたい、デビューしたいという気持ちが強かった。そんなときに、小学生や中学生の自分たちが、おかしいんじゃないかと言えなかったのは後悔していますが、得体の知れない、触れてはいけない空気というのはありました」と語った。

井ノ原快彦氏は1976年生まれの47歳。1988年にジャニーズ事務所に入り、1995年にV6のメンバーとしてデビュー。現在は歌手の他に司会なども務める他、2022年には、ジャニーズ事務所の関連会社で、若手の育成などを行う「ジャニーズアイランド」の社長に就任している。

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プライムオンライン編集部
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