福島第一原発の処理水の排出を受け、中国から日本に嫌がらせ電話が相次いでいるとして、北京の日本大使館は中国政府に厳正な対応を求めた。

中国のSNSには、中国人が福島県などに嫌がらせ電話をかける様子が相次いで投稿されている。北京の日本大使館は、「商店であれば経済的損失医療機関であれば人命に関わる」として、こうした嫌がらせは犯罪行為にあたると指摘した上で、中国側に厳正に対処するよう求めた。
また、在留邦人に対し「外出の際、不必要に日本語で大きな声で話さない」など不測の事態に備えるよう注意喚起している。
これまでのところ目立ったトラブルは確認されていない。