22日、パキスタンの山岳地帯で、ロープウェイのゴンドラが地上275mの高さで、宙吊りになる事故があった。

ゴンドラは今にも落下しそうになり、中には子ども7人と先生1人が乗っていた。15時間以上に及ぶ救助の末、8名全員が無事救出された。

ロープウェーが“落下寸前”に

22日、大勢の人がパキスタンの山岳地帯に集まっていた。

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人々の視線の先にあったのは、ロープウェー。よく見ると、ゴンドラを支える2本のロープのうち1本が切れ、今にも落ちそうになっている。

ゴンドラには8人が乗っていて、その高さは275mだ。

早速、救助隊が出動。ロープを伝ってゴンドラを目指す。助けを待っているのは、子ども7人と先生1人だ。

ロープウェーは通学路で、朝、学校へ行くために乗っていたところ、立ち往生してしまったのだ。

ゴンドラから子どもが飛び降りる
ゴンドラから子どもが飛び降りる

ゴンドラの開いた扉から、子どもの姿が見える。すると、次の瞬間。子どもがジャンプし、飛び降りた。

軍のヘリが縄でつり下げ、無事救出

実は、体には縄が巻き付けられていて、軍のヘリがつり下げて救出する作戦だった。

子どもはヘリに乗り込み、救助成功。

その後、他の7人たちも1人ずつ無事救助された。

8人全員の救助が終わったころ、辺りは真っ暗になっていた。

険しい山岳地帯の救出作戦は、15時間以上かかったということだ。

(「イット!」 8月23日放送より)

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