46年ぶりメダル獲得の快挙をもたらしたバレーボール男子日本代表の石川祐希(27)、西田有志(23)、髙橋藍(21)の3選手が、8月6日東京渋谷区のイベント会場に現れた。
会場内にはフロアを埋め尽くすほどのファンが詰めかけ、さらにこの姿をひと目見ようと、会場の外にも大勢の人だかりが発生。

ネーションズリーグで銅メダルを獲得した直後の日本帰国には、約300人のファンが空港で待ち構えるなど、その人気のうねりは増すばかりだ。

ステージに立った石川祐希は「ファンのみなさんと交流できて、僕たちは非常に嬉しく思います」日本中からの声援に後押しされる事への感謝を述べた。
SNSのフォロワー数でマウント発生
イベント終了後、フジテレビのスポーツ番組「S-PARK」の佐久間みなみキャスターが3選手に独自取材を行った。テーマは人気沸騰中の3人の“ファンとのSNS交流”についてだ。

ーーこんなデータを揃えてみました。SNSのフォロワー数がみなさん100万人を超えているようですね。だいぶニヤついていますけど、いかがですか?
髙橋:
嬉しいですね。勝っているので嬉しいですよ。
髙橋が喜ぶのも無理はない。実はこの3選手、フォロワーの数では石川が106万人、西田が114万人、髙橋が153万人と、もっとも若い髙橋がトップなのだ。

――石川選手、苦笑いですけど大丈夫ですか?
石川:
大丈夫ですぜんぜん。僕は100万人行ったので嬉しいですね。
髙橋:
満足しているんですか、それで(笑)?
石川:
マウント(笑)?
間髪入れずにトップの髙橋からのつっこみが入る。

石川:
(僕は)子供たちに夢だったり、憧れられる存在になりたいので。
髙橋:
なんか俺が良くないみたい。
石川:
いやそういう事じゃないよ。一応そういう事じゃないよ。そうじゃなくて、僕はターゲットを割と絞っているので、やる事とかを…。
西田:
必死!必死!必死!

石川:
今日は何を言ってもダメだな(笑)!敵しかいない。
普段は無敵の石川が、後輩を前に思わず下をむいた。
パリ五輪予選への目標を3人で「揃えて」発表
さらに9月16日に迫ったパリ五輪予選への決意を聞いた。しかし、ここではちょっとした“しばり”が。
ーーこれだけみなさん仲がいいので是非とも目標を「揃えて」頂けないでしょうか?
(「揃える」というお題に、手渡されたフリップを前に考える3人。すると…)

髙橋:
もうあれしかないですよね。
西田:
そうそう、あれしかない。
後輩の2人が石川に切り出す。
髙橋:
ひらがなで行きましょうよ。漢字、ぼく間違えたら恥ずかしいので。
西田:
俺も無理や。
石川:
はぁ?
無茶ぶりに困惑が隠せない石川。
西田:
「はぁ」とか言わないで、頭いいのは分かったから(笑)。
笑いの渦の中、3人が書いた目標は?
石川・西田・髙橋3人:
せーの!

髙橋:
オリンピックの切符獲ったんで~!
西田:
チケットをとるで!!
石川:
オリンピックの切符獲得。

西田:
一緒でええんちゃう?
髙橋:
あの、こことここ(西田と髙橋)は関西弁みたいな感じで揃っているけど。

石川:
オレ関西じゃないし。ハハハ…僕が悪かったです(笑)。
一言一句とはいかなかったが、ほぼ揃った決意を語ってくれた石川、西田、髙橋の3選手。

ネーションズリーグでイタリアを下し、主要国際大会で46年ぶりにメダルを獲得したバレーボール男子日本代表。実力と人気を兼ね備えた3人のトークを大勢のファンが楽しんだ。
最後にキャプテン石川が真剣モードで決意を語った。

石川:
ここしかないのでオリンピックの切符を獲って、今シーズンを終わりたいと思います。
お互いをリスペクトし合っているからこそ築かれている関係性。今の男子日本代表チームの強さの根底にあるものが3選手のフランクな会話から垣間見えた。バレーボール日本代表は9月からパリオリンピックの切符をかけた戦いにのぞむ。
FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023概要
男女ともに世界ランキング上位24カ国(パリ五輪開催国・フランスを除く)が3グループに分かれ8カ国ずつの総当たり戦を行い、それぞれのグループの上位2カ国がパリ五輪出場権を獲得する。
FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023
日本戦全試合をフジテレビ系独占中継!
女子大会 9月16日(土)- 9月24日(日)
男子大会 9月30日(土)- 10月8日(日)
東京・国立代々木競技場 第一体育館にて開催