香川県の小豆島で、古くから伝わるお盆の風習「負い縄そうめん」。2023年は島に住む川崎康二さんの住居で、帰省した子どもや孫が生そうめんを編んだ。
思いを込めて「生そうめん」を編む
負い縄そうめんは、編み込んだそうめんを仏壇に飾る小豆島に古くから伝わるお盆の風習だ。

戦後途絶えていたが、約25年前に小豆島町の一部の住宅で再開され、現在は川崎康二さんの家で続けられている。

使われるのは、長さ約3メートルの生のそうめんで、8月4日に島に帰省した川崎さんの子や孫がそうめんを編んでいった。
お盆に家に帰ってきた先祖がそうめんで編んだ縄でお供え物を包み、背負って戻れるようにとのことから「負い縄そうめん」と名付けられたと言われている。

そうめんを編んだ岡本香澄さん:
今年(2023年)は細くてきれいに仕上がった。(子どもたちには)お盆の時期には帰ってきてもらって、続けていってほしい

飾られたそうめんは、地蔵盆にあたる8月23日と24日を過ぎてから家族で食べるということだ。
(岡山放送)