日銀が発表した企業間で取引されるモノの価格を示す7月の企業物価指数は、2020年の平均を100とした水準で119.3となり、2022年の7月と比べて3.6%上昇となった。
上昇は、29カ月連続となる。
調査した515品目のうち、8割を超える436品目が上昇していて、飲食料品では、ウイスキーや小麦粉、食パンなどで、原材料価格の上昇分を販売価格に転嫁する動きが続いている。
一方、伸び率は、6月の4.3%から鈍化し、7カ月連続で縮小している。
燃料費の下落や、電気・ガス価格の激変緩和措置の影響で、電気代や都市ガスの価格が抑えられたことが主な要因。