岐阜県岐阜市の老舗油問屋「山本佐太郎商店」が2023年夏にリニューアル。販売を始めた「油を使った和のおやつ」が人気を呼んでいる。

コロナ禍をきっかけに油の卸問屋が多角化

岐阜市伊奈波地区で140年以上続く老舗油問屋「山本佐太郎商店」がこの夏リニューアルオープンし、「油を使った和のおやつ」の販売を始めた。

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山本佐太郎商店の山本慎一郎代表:
油を使った和のおやつをテーマに作っております。中でも今たいへん人気でございますのが「あゆピー」ですね。アユの形をしたあられとピーナッツの組み合わせになっています

ネットで9カ月待ちだという、アユの形をしたあられが入った「柿ピー」ならぬ「あゆピー」や、こめ油で焼き上げた「ツバメサブレ」「かりんとう」など、油を使った新商品が人気だという。

また、あんこを使った商品も…。

山本佐太郎商店の山本慎一郎代表:
こちらは「あんたきば」になります。小豆を炊いてあんこにして、それにまつわる商品を作っています

あんたきばとは、あんこの製造や和菓子作りの工程が見学できるスペース。わらび餅の生地であんこを包んだ「わらびまんじゅう」を販売している。

男性客:
甘いものが好きなので、ああいうのができるとすごくうれしい

女性客:
なかなか、あんこを炊いているところを子どもたちも見たことがないと思うので、とてもいい経験になるなと思います

油問屋で、あんこの商品を始めたのには理由があった。

山本慎一郎代表:
油の卸問屋ということでずっと商売をやってきたんですが、コロナがあり、卸だけではいけないなということで、油屋としてのルーツを大事にしながらいろんなことにチャレンジをしております。山本佐太郎商店のリニューアルが若者たちが来るきっかけになれば、また地域の拠点になればいいなと思います

さらなる新店のオープンで活気づく伊奈波地区。今、岐阜市で一番の注目スポットかも…。

(東海テレビ)

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