兵庫県西宮市の認定こども園で、卵アレルギーのある園児に卵が含まれたパンが出され、重いアレルギー症状で病院に運ばれていたことが分かりました。
西宮市などによると、5月20日に、認定こども園「阪急幼稚園」で、卵アレルギーのある園児3人が蒸しパンを食べたところ、2人がアレルギー反応を起こしました。
このうち1人は、嘔吐など「アナフィラキシー」と呼ばれる重いアレルギー症状で病院に運ばれましたが、その後、回復したということです。
パンからは卵の成分が検出されたため、保健所が西宮市の製造業者を調査しましたが、食物アレルギーを防ぐ対応は日常的に講じられていたということです。
製造業者は関西テレビの取材に、混入した理由は分からないとする一方、「イレギュラーな対応によるミス」と話しています。
こども園では20日、保護者説明会を開く予定です。