山梨・笛吹市の夜道で14日、撮影者の前に突然現れた逆走車がカメラに捉えられた。前方の車は急ブレーキとハンドル操作でギリギリで衝突は免れた。一方、三重・鈴鹿市でも17日、逆走に気づいた車が分離帯をこすりながら後退する様子が撮影された。
逆走車が急接近…衝突寸前で緊急回避
山梨県笛吹市の夜道で14日に撮影されたのは、煌々と撮影者を照らす、ヘッドライト。向かってきたのは“逆走車”だ。

当時の状況について撮影者は、「びっくりしましたね。本当に急に出てくるんで。(逆走車は)多分途中まで気づいてなくて、自分たちに遭遇してやっと気づいた感じですね」と語っている。

前を走る車は急ブレーキをかけ、ハンドルを切ってギリギリで衝突を回避した。逆走車も慌てて避けたのか、中央分離帯に車体をぶつけたように見え、停車した。

撮影者によると、逆走車を運転していたのは70代くらいの女性だったという。撮影者は「周りに迷惑をかける運転をしてしまうのであれば、免許返納をした方がいいす」と話している。
逆走車が中央分離帯に接触しながら後退
一方、三重県鈴鹿市の国道で17日午前9時頃、こちらでも迫りくる逆走車をカメラが捉えていた。

撮影者と同乗者は「あー怖かったー」「あーびっくりした!」と驚き、「まさかあんなテレビでやっとるやつが自分の身に起こるとはな」と話していた。
しかし、ここからも撮影者が思わず声を上げる行動が繰り広げられた。

逆走に気づいたのか、中央分離帯に車体がぶつかっても構わず、来た道をバックし始めた。

「おいおい!あんまりやったら車傷つくぞ!」と撮影者が声を上げ、逆走車は分離帯に車体をこすりながら後退。撮影者と同乗者は「ガリガリや…」「あーあー」と話しながら、様子を見守っていた。

その後も、逆走車はふらふらと後退を続け、数百m先の交差点近くまで到達していた。

当時を振り返り撮影者は、「えーー!と思いましたね。まさかって。事故して相手が死にましたケガしましたとなったら、お互いが嫌。それ考えるとやっぱ怖いね」と話している。
撮影者はその場ですぐに警察に通報したという。
(「イット!」 6月20日放送より)