茨城県の常磐自動車道で、停車していたトレーラーにトラックが追突する事故の瞬間が捉えられた。事故当時、夜中で視認性が悪いにも関わらず、トレーラーは無灯火のまま止まっていたという。
撮影者の車両は大破し、運転手は「死を覚悟した」と語っている。
事故後、トレーラーはその場から立ち去っており、警察が捜査中だ。
高速道路で無灯火トレーラーに追突
茨城県・常磐自動車道で5月23日午前3時頃、撮影者は茨城から千葉方面へ向けて走行中だった。車の警告音が鳴り響いた直後、暗闇の中からトレーラーが突然現れた。

撮影者はブレーキが間に合わず追突してしまう。フロントガラスは割れ、トレーラーは数m先まで押し出された。

この記事の画像は画面を明るく編集したもので、元の映像ではかなり暗く状況は視認しづらい。
当時を振り返り、撮影者は、「『ああ俺、死んでるかもしれない』と思った。目の前に“ふっ”て現れてきた感じで。無灯火でハザードもたかず、三角(表示)板もなく、気がついたときには、ほぼほぼ当たってた」と語っている。
無灯火で停車か?事故後にトレーラー姿消す
撮影者によると、トレーラーはライトをつけず、走行車線の中央に停車していたという。撮影者のトラックは衝突で車体前部が大きくへこんでおり、事故の衝撃を物語っていた。
なんとか車内から通報を行った撮影者が車外に出ると、信じがたい光景が広がっていた。撮影者は「何もなかったですね、誰もいなかった。(事故の)痕跡だけが残ってた」と語る。

なんとトレーラーは事故への対応をすることなく、その場から立ち去ったのだった。
撮影者は「怒りというか呆れてる感じ。なぜ逃げたのか、その人間性が俺には不思議でしょうがない」と話している。
警察は事故として捜査を進めている。
(「イット!」 6月16日放送より)
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