東京・渋谷区の副区長が、職員ら100人以上が閲覧することができる公用メールを使って女性区議を「ブタ」よばわりするなど、メールで暴言を繰り返していたことが明らかになった。
「桑ブタ!(豚の絵文字)」「桑ブタは早めに封じておかないとね」「バカの集まり」
渋谷区役所の庁内ネットワークで100人以上の職員らが見ることができる公用メールには、副区長が書き込んでいたとされる暴言があった。
7日夕方に行われた渋谷区議らの会見によると、8月3日、複数の区議に匿名で情報提供があったことから、翌日区議らが調査したところ発覚した。
「副区長アップデート」と名付けられた庁内ネットワークのフォルダーには、桑水流弓紀子渋谷区議の名前の一部に「ブタ」を付けたり、「早めに封じておかないとね」と書き込んだり、黒塗りとなっている部分には非公表としている桑水流区議の自宅住所も書きこまれていたという。

桑水流区議は会見で「精神的ダメージを負い苦しんでいることは知ってほしい」と述べた。

区議会の委員会での発言などを共有する、仕事目的で作られたはずの公用フォルダーに暴言を書き込んだとされる澤田副区長。
FNNの取材に対し渋谷区は、「きょう副区長から区議本人に直接お詫びすることはかなわなかったと聞いている」と回答している。