三重県津市で、12歳と当時9歳の兄弟が歴史的なお宝を次々に発見した。

展示されているフタの付いたつぼ
展示されているフタの付いたつぼ
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三重県津市の埋蔵文化財センターで、特別展示されているフタの付いたつぼ。

展示されている鉄の刀
展示されている鉄の刀

他にも、鉄の刀や鏡などが飾られている。

2022年3月の時の映像。伊藤瑚太郎君と展梧君
2022年3月の時の映像。伊藤瑚太郎君と展梧君

これらは全て、12歳の伊藤瑚太郎君と当時9歳の展梧君の兄弟が見つけたもの。

2022年、近所の山で遊んでいると、不自然に置かれた石の下からつぼを見つけた。

弟・伊藤展梧君(当時9):
これヤバいヤツちゃうんかって言って…。

市が調査を進めると、その正体が明らかになった。

津市教育委員会 生涯学習課 竹田憲治さん:
1100年代の半ばから後半くらいのもの。お経の巻物をつぼやかめに入れて土の中に埋める。平たく言うと、タイムカプセルみたいなもの。

市によると、地元の有力者がお釈迦様の教えを残すために埋めた可能性が高いということだ。

自分たちで発見した展示物を見る兄弟
自分たちで発見した展示物を見る兄弟

19日、800年以上前の”タイムカプセル”を前にして、兄弟はこう話す。

弟・伊藤展梧くん(10):
前と変わらないけど、やっぱりいつ見ても立派。

兄・伊藤瑚太郎くん(12):
後世に大事なことを伝えていくというものだったら、すごい。

珍しい青いアマガエルを発見

実は弟の展梧くん、この前の日にも新たなお宝を見つけていた。

弟・伊藤展梧くん(10):
自分が見つけた、青いアマガエル。調べたら10万分の1の確率とか。

弟・伊藤展梧くんが発見した、青いアマガエル
弟・伊藤展梧くんが発見した、青いアマガエル

かなり珍しい、青いアマガエル。

自分たちで発見した展示物を見る兄弟
自分たちで発見した展示物を見る兄弟

”発見兄弟”の好奇心が、さらなる大発見につながるかもしれない。

(「イット!」 7月28日放送より)