プロ野球ペナントレースの前半戦を3位で終えた福岡ソフトバンクホークス。首位とは5.5ゲーム差で、もちろん優勝を狙える位置にいる。
V奪回へのカギをテレビ西日本のプロ野球解説者・池田親興さんに直球質問した。投打のキーマンは誰だ！
失速のホークス…泥沼から抜け出すには
3年ぶりのリーグ優勝へ！開幕5連勝で最高のスタートを切ったホークスだったが、現在は泥沼の9連敗中。失速の一番の要因を池田さんに聞くと…。
野球解説者・池田親興さん：
（連敗の原因は）先発投手のローテーションがしっかり決まっていないこと。先発ローテーションがもっとしっかり決まれば、ホークスは抜け出せると思う
2022年シーズンまでのエース・千賀滉大投手がFAで抜けた今シーズン。ここまで先発投手の防御率はリーグ5位。思うように勝ち星を挙げられない状況が続いている。
野球解説者・池田親興さん：
誰がエースで、誰が2番手で、ということを決めるべき。週のアタマ、3連戦のアタマを誰が投げるのか。ここが決まっていないとキツイ
ホークスの藤本博史監督は、「後半戦の先発ローテーションは大関、有原、東浜に中心になってもらう」と先発3本柱を明言した。投手陣の後半戦のキーマンは…。
野球解説者・池田親興さん：
もう有原投手は計算に入っています。その上で名前を挙げるとしたらスチュワート投手ですね
カーター・スチュワート・Jr投手：
私の真っすぐ、カーブ、めっちゃ良い
日本語もすっかりお手の物のメジャードラフト1位の逸材、スチュワート投手(23)。今シーズン2年ぶりに1軍登板を果たすと最速160km/hをマーク。4試合で防御率は1点台と文句なしの活躍をみせている。
野球解説者・池田親興さん：
彼の気持ちとか、意地とか、いろんなもの。6年契約の5年目とか、いろんなものが彼の思いの中にある。人間として成長し、ピッチャーとしても変化する彼を見て、僕は後半戦のポイントになるのはスチュワートではないかなと思う
池田さんが認める剛腕だが、ここまでいまだ白星はなし。早く1勝を挙げてもらいたいところだ。
打のキーマンは“復活の34歳”
後半戦もこの男が打ち続けるしかない！打のキーマンは…。
野球解説者・池田親興さん：
はっきり言ってギータのチームですから、ギータが打たないと勝ちません
野手のキーマンは主砲・柳田悠岐選手(34)。復活の34歳は、なんと現在、三冠王も狙える成績をキープ。今シーズンは豪快な打撃スタイルにも変化が見られる。
野球解説者・池田親興さん：
以前は、2ストライク後に柔らかく打つのが彼の特徴だったが、最近はファーストストライクからもボールをうまく運んでいく形が見えて来たので、アベレージは残ると思う。そうなると、やはり彼に求められるのは打点。なので、そこはホームランを狙ってほしい
ホームランも量産で夢の三冠王へ！ギータのさらなる活躍がリーグ優勝への絶対条件だ。
ホークスは「8月半ば過ぎたら勝負」
そして、チームは勝負の後半戦に臨む！藤本博史監督は…。
ホークス・藤本博史監督：
8月半ばまで優勝争いに加わって、8月半ば過ぎたら勝負と思っています
野球解説者・池田親興さん：
どこも苦しいし、どこも大変なんですよ。ゲーム差がずっとあまり変わらない状況で来ているので、最後の1カ月に良い状態で入っていけるかというのがポイントだと思う
（テレビ西日本）
