福島第一原発の処理水放出について、西村経済産業大臣は全漁連・全国漁業協同組合連合会の会長と面会し理解を求めたが、全漁連側はあらためて反対の姿勢を示した。
西村経産相:
本日のご説明が安全性の確保について、一層の理解情勢に繋がることをご期待申し上げたい
全漁連・坂本会長:
現時点においては、私どもはアルプス処理水の海洋放出については、反対であるという立場は変わってはいない
政府が2023年夏頃までとの方針を示している、福島第一原発の処理水の海洋放出をめぐり、西村大臣は14日、全漁連と面会し、IAEA=国際原子力機関による「国際的な安全基準に合致している」とした包括報告書の内容を説明し、改めて理解を求めた。
これに対して、全漁連は「科学的な安全性は一定程度理解できた」としたものの、「科学的な安全と社会的な安心は違う」として、これまでと変わらず処理水放出については、反対の姿勢を示した。