小田急線の電車内で乗客3人を切りつけ、殺人未遂などの罪に問われた対馬悠介被告に対し、東京地裁は、懲役19年の判決を言い渡した。
対馬被告は2021年8月、世田谷区を走行中の小田急線の電車内で、乗客の男女3人を包丁で切りつけるなどして、殺害しようとした罪などに問われている。
裁判の中で対馬被告は、「僕だけが不幸で貧乏くじを引いているという考えが世の中への憎しみに変わった」などと、犯行動機について述べていた。
検察は、「過去に類を見ない無差別大量殺人未遂事件であり、厳しい処罰が必要」と指摘し、懲役20年を求刑していたが、東京地裁は14日の判決で、対馬被告に懲役19年の判決を言い渡した。