7月8日、山形・新庄市で行われるはずだった消防団のポンプ車操法訓練が団員の不祥事で中止されていたことがわかった。団員は酒気帯び状態で車を運転し、会場入りしようとして警察に検挙されていた。

中止された訓練には360人が参加予定

この訓練は、新庄市と市消防団が毎年実施しているもので、優劣を競う審査方式をやめ、2022年から“訓練”に名称を変え実施している。

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2023年は、7月8日、JR新庄駅の東口で約360人が参加して行われる予定だった。

検挙されたのは“指導的立場”40代班長

早朝6時からは訓練前の清掃活動が行われ、市消防団によると、この際、団員の一人が酒気帯び状態で車を運転して会場入りし、追尾してきた警察に検挙されたという。
その団員は、分団員の指導的な立場を担う40代の班長だった。

消防団団長「飲酒運転絶対に許されず」

事態を重く見た市消防団は、予定していた訓練を急きょ中止に。
市消防団の信夫秀樹団長は「市民の命を守る消防団員は、住民の模範となるべき存在で、飲酒運転は絶対に許されない。自覚を持つよう指導を徹底していく」と話している。

市の規定などに照らすと、班長の行為は「停職1カ月」「班長降格」に該当するということで、7月28日に会議を開き処分を決めるという。

(さくらんぼテレビ)

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