東海3県は7月12日、雷雨とともに突風に見舞われた。名古屋では最大瞬間風速35.4mを観測し、大雨と突風によるとみられる倒木などの被害が各地で相次いだ。
被害相次いだ東海地方
大気の状態が非常に不安定で、雨は13日も続く中、被害のあった地域では復旧作業に追われた。
愛知・名古屋市名東区の猪高緑地では、12日の突風で太さ60cmほどの木が、周りの木を巻き込んで倒れたとみられている。
近所の人：
風が2階に入ってきて異常だなと思った。風が回っていました
よほど強い力が加わったのか、倒れた木は幹が大きく割れてしまっている。13日正午過ぎには、気象台の職員が現地入りし、倒木の現場を写真で撮影するなどして当時の状況について調査を始めた。
倒木は、普段多くの人が訪れる場所でも起きていた。
リポート：
倒木によりここから先は封鎖され、立ち入ることができなくなっています
名古屋市千種区の東山動植物園によると、園内で倒木などが相次いで発生した。通路をふさぐなどしたことから、撤去作業と安全確認のため、13日は一部エリアで観覧中止とした。
12日は客がほとんどおらず、ケガをした人などはいないということだが、植物が生い茂る園内は被害が広範囲にわたり、完全な復旧には時間がかかるとみられている。
通学路の目の前で倒木も
高さ10mを超える大きな木が倒れた中区の千早公園は、目と鼻の先が千早小学校の「通学路」だった。
倒木現場の地面にはまだ大きな穴がある。
児童が近づくと危険なため、13日は教師2人が通学路に立ち、下校を見守った。
（東海テレビ）
