東京・麻布署に入る、ウクライナ警察鑑識部門の幹部10人。報道カメラに向かってお辞儀をする人も(10日)
東京・麻布署に入る、ウクライナ警察鑑識部門の幹部10人。報道カメラに向かってお辞儀をする人も(10日)
この記事の画像(13枚)

ロシアによる侵攻で、多くの犠牲者の身元確認を進めているウクライナの警察官らが来日し、検視などの研修が始まった。

日本で5日間研修を受ける、ウクライナ警察鑑識部門の幹部10人
日本で5日間研修を受ける、ウクライナ警察鑑識部門の幹部10人

ウクライナ警察鑑識部門の幹部10人は、5日間の研修で、東日本大震災で多くの犠牲者の身元確認を経験した日本の警察から、検視や鑑識などについて学ぶ。

指紋採取の研修
指紋採取の研修

初日の10日は警視庁麻布警察署で指紋採取の研修を行い、日本のデータ照合方法について意見交換する場面もあった。

データ照合方法を意見交換する場面も
データ照合方法を意見交換する場面も

来日した幹部は、「子どもを含む多くの人が死亡した。検視が主なテーマなので経験を積んで持ち帰りたい」と述べた。

今後、福島県警も訪れ、DNA型鑑定や検視にあたる職員の心のケアなどについて学ぶほか、津波で被災した小学校の跡を視察する。

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(13枚)
社会部
社会部

今、起きている事件、事故から社会問題まで、幅広い分野に渡って、正確かつ分かりやすく、時に深く掘り下げ、読者に伝えることをモットーとしております。
事件、事故、裁判から、医療、年金、運輸・交通・国土、教育、科学、宇宙、災害・防災など、幅広い分野をフォロー。天皇陛下など皇室の動向、都政から首都圏自治体の行政も担当。社会問題、調査報道については、分野の垣根を越えて取材に取り組んでいます。