
ロシアによる侵攻で、多くの犠牲者の身元確認を進めているウクライナの警察官らが来日し、検視などの研修が始まった。

ウクライナ警察鑑識部門の幹部10人は、5日間の研修で、東日本大震災で多くの犠牲者の身元確認を経験した日本の警察から、検視や鑑識などについて学ぶ。

初日の10日は警視庁麻布警察署で指紋採取の研修を行い、日本のデータ照合方法について意見交換する場面もあった。

来日した幹部は、「子どもを含む多くの人が死亡した。検視が主なテーマなので経験を積んで持ち帰りたい」と述べた。

今後、福島県警も訪れ、DNA型鑑定や検視にあたる職員の心のケアなどについて学ぶほか、津波で被災した小学校の跡を視察する。
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