西村明宏環境相が5日、秋田・藤里町を訪れ、白神山地を視察した。白神山地は2023年に世界遺産登録から30年を迎えることから、西村環境相は「環境を保全しつつ、地域の活性化についても一緒に考えていきたい」と話した。
登録から30年の節目に視察
西村環境相が、藤里町にある白神山地世界遺産センター・藤里館を訪れた。
秋田と青森にまたがる白神山地は、ブナの原生林が世界最大級の規模で残されている。1993年12月にユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界自然遺産に登録された。
西村環境相は、登録から30年の節目に合わせて、現地の様子を確認するため、4日夜に秋田入りした。5日は白神山地のジオラマや写真などを見ながら、白神山地を構成する山々や世界遺産登録までの歩みについて説明を受けた。
自然アドバイザー・白鳥万里さん：
植林した跡や人の手が入った跡がなく、広大さが守られているのが世界遺産になった理由。一目で見て分かってもらえるかと
西村環境相：
昔の山のまんまだね
藤里町・佐々木文明町長：
人工物が全くないという
西村環境相：
守るだけでは地域の活性化と結びつきづらいところもあるので、いかにして自然環境を保全しつつ、この地域に訪れてもらえるかということも、一緒に考えていきたいと考えている
このあと西村環境相は、白神山地の新たなシンボル「岳岱大ブナ」を視察した。
（秋田テレビ）
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