山形県内すべてのコンビニエンスストアに担当の警察官をつける、その名も「コンビニポリス」の活動が始まった。従業員と警察官が連携を密にして犯罪防止を目指す。
「安全で安心な街」を目指す
山形市のコンビニエンスストアにやってきた警察官。こちらのコンビニを担当するコンビニポリスだ。
警察官:
何かあれば交番から駆けつけますので連絡お願いします

この取り組みは市民の生活の一部であるコンビニに、担当の警察官をつけることで、犯罪を未然に防ぐのがねらい。県内にはコンビニが444店舗あり、そのすべての店に6月21日付で担当の警察官が指定された。

このコンビニでは、28日が従業員とコンビニポリスの初めての顔合わせ。取り組み内容を確認したあと、警察官が被害者役になり、特殊詐欺被害を防ぐための訓練が行われた。
店員:
特殊詐欺被害に遭うかもしれないです
被害者役(警察官):
詐欺?

この店舗では約1週間前、高額の電子マネーを買おうとした高齢者が来店した。購入理由があいまいだったため、不審に思った店長が交番に連絡し、詐欺被害を防ぐことができた。店ではこれまでも警察による指導を受けてきたが、今回誕生したコンビニポリスの存在は、さらなる安心につながると期待を寄せている。

セブン‐イレブン 山形富の中店・陸磊棟店長:
担当の警察官の名前・顔がわかるので、トラブルなどがあれば連絡や相談をしやすくなる。大変安心

警察とコンビニが連携し「安全で安心な街」を目指す新たな取り組み。今後コンビニポリスは、定期的に店を訪れ、従業員と情報交換をするなどし、さまざな犯罪の未然防止につなげていくという。
(さくらんぼテレビ)