夏の観光シーズンが本格化するが、アメリカの首都ワシントンの玄関口であるダレス国際空港では、空港の利用を控える人が増えるかもしれない。

バージニア州のダレス国際空港はワシントン近郊にあり、世界139都市とつながるハブ空港の一つで、年間約2200万人が利用している。

アメリカ運輸省の6月の発表によると、ダレス国際空港から出発する国内の航空運賃は、片道で平均約495ドル(約6万8800円)と国内の主要45の空港のうち最も高いことがわかった。
航空運賃が最も高いのは3年連続で、平均運賃の2倍に上っていて、利用者からは戸惑いの声も挙がる。

料金が高止まりしているのは、周辺に長距離フライトが可能な空港がなく航空会社間の競争が進んでいないのが大きな理由だ。
インフレが高止まりする中、少しでも費用を節約したい旅行者にとっては、フライトルートを見直し、ダレス空港離れが起きるかもしれない。
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