イスラエル軍は27日、食糧不足が深刻化するパレスチナ自治区ガザで人道物資の空中投下を始めたと発表しました。
ガザ地区では、イスラエルがハマスに圧力をかけるため物資搬入を制限し、栄養失調で亡くなる人が出るなど食糧不足が深刻化しています。
こうした中、イスラエル軍は27日、小麦粉や缶詰などを入れた人道物資の空中投下を始めたと発表しました。
また物資を運ぶ国連の車列が安全に移動できるよう「人道回廊」を設置し、周辺で「人道停戦」を実施するとしています。
ただ国連の機関は、空中投下は効率が悪いとしていて、状況改善への道筋は見えていません。