小屋で漁をしながら新鮮な魚が味わえる「四つ手網漁」が岡山市東区で行われている。コロナ禍で落ち込んでいた利用客も回復しつつあるが、いま、季節外れのアミエビがたくさんあがっているという。取れたてのアミエビをサクサクの揚げ物に。家族や仲間たちと旬の魚を楽しむ岡山の風物詩を取材した。
秋が旬のアミエビが大漁
岡山市東区の児島湾沿岸に立ち並ぶいくつもの小屋で行われているのは、小屋の外に設置された巨大な網を使って魚を取る「四つ手網漁」だ。7メートル四方の網を海の中に沈め、集まった魚を一気に引き上げる。

生本ひなの記者:
このボタンを押して網を上げます。網いっぱいにアミエビがあがりました

この時期は主にベイカが取れるが、2023年は秋が旬のはずのアミエビが大漁だという

小屋を管理する近藤清史さん:
普通この時期にはアミエビは取れないが、今年(2023年)は4月からいまでも変わらず取れる
“調理”も魅力 客足回復に期待
取った魚をすぐに小屋で調理して食べられるのも四つ手網漁の醍醐味の一つだ。周辺にはこうした小屋が約20軒あるが、コロナ禍の宴会自粛で閉鎖に追い込まれる小屋もあったという。

小屋を管理する近藤清史さん:
揚げたてが最高ですよ
地元の人:
取れたての新鮮さ、これが1番ですよ

生本ひなの記者:
サクサクでおいしい。うまみがすごい
小屋を管理する近藤清史さん:
時季で取れる魚が変わる、夕日もきれいで、取れた魚を自分たちで調理して食べるのも醍醐味の一つ

家族や仲間たちと旬の魚を楽しむ岡山の風物詩。新型コロナの5類移行で、地元では夏に向けてさらなる客足の回復に期待を寄せている。
(岡山放送)
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