ブドウの産地・南陽市で観光ブドウ園がオープンし、訪れた人が旬の味覚を堪能していた。
江戸時代にブドウの栽培が始まったとされる南陽市は、水はけの良い土壌と日当たりの良さから、全国有数の産地として知られている。
1日にオープンしたのは、赤湯地区にある4つの観光ブドウ園。
開園式では、テープカットで開園を祝った後、さっそく地元の園児たちが甘くてみずみずしいデラウェアを笑顔でほお張っていた。
「おいしい! あまい!」
「おいしい」
2025年は春先の低温で例年よりも1週間ほど生育が遅れたものの、糖度は約20度と甘味が強く、上質なブドウがそろったという。
(赤湯観光ぶどう園振興会・須藤孝一会長)
「当初は遅れ気味で心配したが、この暑さでだいぶ回復した。これからも回復すると思うので、期待してブドウ狩りに来てもらって大丈夫」
観光ブドウ園の営業は10月中旬ごろまでで、8月中旬からは濃厚な味わいのバッファローなどの品種が楽しめるという。