中学生35人分の成績表。そして、女子生徒の容姿をランク付けするような文書。
2022年5月から10月にかけ、北海道・札幌市内の中学校からこうした文書が流出していた。
中学教師 同僚クラス35人の成績表を流出
一体、誰がしていたのか。
市教委が調べたところ、驚くべきことがわかった。
「同僚をねたんでいた…」“ねつ造”し流出
札幌市教委によると、流出させていたのは市内の中学校に勤める50代の男性教師。
同僚の教師が担当するクラスの生徒35人分の成績表を、わざと外部に流出させた。
さらに、女子生徒の名前をあげて容姿をランクづけした文書も、あたかも同僚教師が書いたように見せかけ、外部の報道機関などに流出させていた。
市教委の聞き取りに対し男性教師は「同僚をねたんでいた」などと一連の流出を認めている。
この問題に市民は…
市民：
教師失格だと思います
市民：
自分の子どもの情報が流されていると思ったら、学校に行かせるのも怖い
高校生：
学校に行きたくなくなる。将来をつぶされた感じ
市教委によると、この男性教師は、部活の物品を私的利用していたことも判明。
警察の家宅捜索で、部活の物品のほか、生徒の評価データや報道機関などに送った文章も見つかった。
市教委の調べに対し、「同僚の案が採用され、恨みつらみがあった。おとしめようとした」などと話していて、市教委は6月16日付で、この男性教師を懲戒免職処分にした。
（北海道文化放送）
