威嚇する「キツネ」…襲われないためには?
札幌市豊平区の月寒中学校前の交差点で4月18日午後3時ごろ、通りかかった車のドライブレコーダーが記録した動画。
この記事の画像(8枚)映っていたのは、必死で逃げる女性と犬。追いかけていたのは…「キツネ」だった。
車を運転していた男性は、女性が悲鳴を上げながら犬と一緒に逃げているのを目撃。
助けようとして車で近づくと、キツネは離れていった…。
キツネは車の後ろのほうにしばらくいたあと、どこかへいなくなったという。
近くに住む男性:
(キツネが)います、います。この(家の)裏とかに夜、ポツンと立ってたりするんで。いやあ、怖いと思いますね
キツネが威嚇していたワケは?
キツネの生態に詳しい専門家によると…
北海道大学CoSTEP講師・池田貴子さん:
威嚇していたには違いない。今ちょうどキツネの出産の時期
北海道大学・CoSTEP講師池田貴子さん:
巣に自分の子どもがいると思うので、子どもや自分の身を守ろうとした。このようなキツネに遭遇したら、大きな音や声を出し威嚇しながら離れる。噛かまれることは、ああいうタイプのキツネの場合はないと思う
キツネに襲われるような被害を防ぐには、どうしたら良いのか。北海道大学 CoSTEP講師 池田貴子さんは、次のようにアドバイスする。
■大きな音を出して冷静に対応してほしい
→慌てて行動すると道路に出て車にひかれてしまう危険も。
落ち着いて大きな音、声を出して威嚇をしてキツネから離れればかまれることなどはない。
■ごみをきちんと管理する
→キツネに限らず、動物を近寄らせないための一般的な対策。
生ごみは回収日の朝に出すなど、動物を誘引しないように意識する。
(北海道文化放送)