5日昼過ぎ、ロシアの一部で、こんな映像が放送された。
プーチン大統領?:私の命令で、一部の地域に戒厳令が敷かれた。今日、私は総動員令にも署名する。

プーチン大統領の「緊急演説」とする映像。ウクライナと国境を接するロシアの3つの州で、テレビとラジオを通して流れたという。

ロシア側は、「ハッキングされたフェイク映像」だと主張。

一方、ウクライナ側も、ロシア側がウクライナの反転攻勢として発表した動画について、過去の映像を使ったフェイクと否定した。

”フェイク”といえば、去年、こんな二セ映像も···

偽ゼレンスキー大統領:みなさんに『さようなら』を言いたい。武器を捨てて、家族のところに戻ってください

これは、AIによって作られた偽物のゼレンスキー大統領だったのだ。

本物のゼレンスキー大統領は、きのう、こう発言していた。
本物のゼレンスキー大統領:待ちに待った報告が戦場から届いた。バフムトの兵士たち···あなたたちに心から感謝する。

ロシア側が制圧したと主張していた激戦地バフムトで、ウクライナ軍が前進していると発表したのだ。

この事態に怒り心頭なのが、ロシアの民間軍事会社ワグネルのプリゴジン氏。

バフムトは、つい先日、ワグネルから正規軍に引き継がれたばかりだったが・・・

怒り心頭のプリゴジン氏:バフムトの一部が、もう奪われちまった···。軍のヤツらはコソコソと逃げてやがる。この恥さらしどもが!!ショイグ(国防相)、ゲラシモフ(参謀総長)、お前らが銃を持って最前線に出ろ。




その一方で、プリゴジン氏が、撤退と見せかけてクーデターを計画しているとの噂もささやかれているという。
