第76回カンヌ国際映画祭で「脚本賞」と「クィアパルム賞」の2部門を受賞した、是枝裕和監督最新作「怪物」の初日舞台挨拶が行われ、安藤サクラ(37)さん、永山瑛太(40)さんらキャストと監督、脚本家の坂元裕二氏が登壇した。

坂元裕二氏 カンヌの思い出

映画「怪物」は、小学校で起きた出来事を息子を愛するシングルマザー、教師、子供たち、それぞれの視点から描くヒューマンドラマだ。

脚本家・坂元裕二さん
脚本家・坂元裕二さん
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坂元裕二:
30年前に遊びでカンヌ国際映画祭に行ったことがありまして。そのころは遠巻きにレッドカーペットを眺めてステキだなと思っていたんですが、今回、是枝監督に連れて行ってもらって、実際にそこを歩くことができて、忘れていた夢をかなえることができて、感無量でしたね。

安藤サクラ 子役からの質問に…

舞台挨拶終了後、めざましテレビの阿部華也子キャスターが、安藤さん、永山さん、そして黒川想矢(13)さん、柊木陽太(11)さんにインタビュー。柊木さんは大先輩の俳優2人に聞きたいことがあるそうで…。

柊木陽太さん
柊木陽太さん

柊木陽太:
舞台挨拶とか取材とか、結構緊張するんですけど、どうやったらその緊張がほぐれる?

永山瑛太さん
永山瑛太さん

永山瑛太:
正直、舞台挨拶や取材は苦手ではありますけど、「こうしなきゃいけない」みたいなことをあまり考えないことが一番かなって。別に前に出て行ってもいいし、背中を向けてもいいし、最低限失礼がなければ。無理をしなければいいんじゃないかなという気がする。

『怪物』 公開中 (c)2023「怪物」製作委員会 配給:東宝 ギャガ
『怪物』 公開中 (c)2023「怪物」製作委員会 配給:東宝 ギャガ

安藤サクラ:
私も若いとき立っていられなくて、ずっとなんかこう、ウロウロしちゃっていて。今日も登壇した瞬間に、口の中になんかほそ~い糸みたいなのが入って、この糸をいつ取るかってずーっと悩みながら…。

舞台挨拶中の安藤さんに注目すると、人知れず口の中の糸を取る姿をカメラが捉えていた。

安藤サクラ:
皆さん見てくださってた方がすごくにこやかだったので、なんか大丈夫だと思って立っています。

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(「めざましテレビ」6月5日放送分より)

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