春は寒暖の差が大きく、体調を崩しがちな季節。そこで、自分自身で体調を整える「自力整体」を紹介。腰や膝に負担をかけたくない人や、ホルモンバランスの変化で不安定になりやすい更年期前後の女性にもおすすめ。

「自力整体」で自然治癒力を目覚めさせる

花や緑が増えて、気分も上がる春。なのに、何となく体がだるいという方、いるのではないだろうか?今回はそんな方にぴったりの情報を紹介。

宮崎市にある「ラ・フューユ」のオーナーで、自力整体ナビゲーターの松本貞子さんに、この時期の体調不良の原因と対策を教えていただく。

この記事の画像(16枚)

ラ・フューユ 松本貞子さん:
春は気温や環境の変化が体の自律神経を乱します。そのために、ストレスによる体の不調が多くなる季節です

(春は)交感神経が優位になって、自律神経のコントロールがうまくいかなくなると、疲れが溜まり、血流が滞ったり、情緒不安定になったりする。いわゆる「五月病」も春の病気と言われている。

 
 

ラ・フューユ 松本貞子さん:
自力整体は、自分でケアすることで、もともと持っている自然治癒力を目覚めさせ、体調を整えるボディーワークです。ホルモンバランスの変化で不安定になりやすい更年期前後の女性にもおすすめです

家で簡単にできる動きを紹介

今回は、疲れや肩こり解消に…と教室に通い始めた濵田さんにも参加していただいた。

教室に通い始めた濵田佐千子さん(真ん中)と一緒に体験
教室に通い始めた濵田佐千子さん(真ん中)と一緒に体験

まずは、手から。

親指の井穴(せいけつ)というツボ、爪の際を指で挟んでグリグリと刺激。

尾田考美リポーター:
結構痛いです

ラ・フューユ 松本貞子さん:
末端から刺激すると、(滞っていたものが)めぐりやすくなります

次は「伸ばす」。

刺激してほぐれた指を下から握って腰の方へ。ツボとツボの間の道「経絡(けいらく)」を伸ばしながら流していく。

脇、二の腕の伸びを感じながら
脇、二の腕の伸びを感じながら

次は、よつんばいになって肩回りをほぐしていく。手のひらを上にして斜め上に持っていき、おでこを下ろす。

脇、二の腕が伸びているのを感じながら、ゆらゆらと揺らし、ほぐしていく。力を抜いてゆっくり呼吸しながら行うこと。

親指を内側から回し、真横に。肩、こめかみを床につけてほぐしていく。脱力しながら戻す。(※無理せず、できる範囲で)

尾田考美リポーター:
ほぐれますね!胸が広がるので呼吸もしやすくなります

さらに、下半身を整えていく。

片方の脚を前に曲げ、伏せた状態で揺らす。お尻から太ももの側面にかけての部分を、床でほぐすイメージ。

自分でほぐしにくい箇所を、体勢を変えてほぐすのが自力整体の魅力だ。

尾田考美リポーター:
太ももの横のマッサージ効果が絶大です。何だかシェイプアップ効果も期待できそうな予感がします

実は体幹を使っている!深呼吸も大事

最後は深呼吸。実はこれもとても大事なこと。

吸いながら万歳をして、吐きながら、今度はお腹を限界までへこませる。最後に、吸いながら胸を広げて、はーっと吐いてリラックス。

尾田考美リポーター:
腹筋にも効きそうですね

ラ・フューユ 松本貞子さん:
腹式と胸式が一緒になった呼吸法です。胸を開いたり閉じたりすることで体幹を使います

尾田考美リポーター:
濵田さんいかがでしたか?

濵田佐千子さん:
教室でもそうですが、身体がほぐれてくると、眠くなるので気持ちいいです。自力整体を始めて身体が整ってきたので、これからもずっと続けていきたいです

尾田考美リポーター:
家で簡単にできる動きなので、日課にするとすごく良いですよね!

ラ・フューユ 松本貞子さん:
ゆっくりした動きなので、気軽にできるし、運動が苦手とか、腰や膝に負担をかけたくない人におすすめです。ぜひ続けてみてください

(テレビ宮崎)

テレビ宮崎
テレビ宮崎

宮崎の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。