子どもも大人も楽しめる常夏の楽園「スパリゾートハワイアンズ」 ここに”お客さんを笑顔にしたい”と奮闘する男子シンクロチームがいる。一度、活動休止を迫られた彼ら。念願の復活公演に密着した。

メンバーは従業員

福島県いわき市の「スパリゾートハワイアンズ」もちろんプールは大盛況。このプールを舞台にするのがウォーターボーイズ...ではなく「スプラッシュボーイズ」
メンバーは6人。それぞれがハワイアンズで、接客に清掃や予約受け付けを担当するスタッフだ。

メンバーは接客や清掃、受付などを担当するハワイアンズのスタッフ
メンバーは接客や清掃、受付などを担当するハワイアンズのスタッフ
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ホテルのレストランでウエイターとして働くキャプテンの遠藤太樹さん。幼いころから泳ぎは大の得意で、チームにとって頼れる存在だという。遠藤太樹さんはメンバーについて「けんかもあり言いたいことを言いながら、どんどん一つになっていった。お互い思っていることがだんだん一致してきたので、今はもう最高の仲間です」と話す。

キャプテンの遠藤太樹さん「メンバーは最高の仲間」
キャプテンの遠藤太樹さん「メンバーは最高の仲間」

二足のわらじで苦労も

2021年に結成した「スプラッシュボーイズ」 新型コロナウイルスの影響で、外部からパフォーマーを呼びにくくなったことから、スタッフで何かできないかを考え始動した。

コロナ禍でパフォーマーを招くのが難しく 自分たちでショーを
コロナ禍でパフォーマーを招くのが難しく 自分たちでショーを

しかし、担当する業務の合間を縫い行う練習は、いつしか両立が難しくなり、2022年に活動を休止した。
当時を振り返り、キャプテンの遠藤さんは「ショックでした。いつかは絶対やりたいという思いがありました」と話す。

業務と練習の両立が難しく活動休止に 「いつかは…」という思いで過ごしていた
業務と練習の両立が難しく活動休止に 「いつかは…」という思いで過ごしていた

練習時間の確保のために勤務の調整など周囲のサポートも受け、活動を再開することを決意。自分たちで考えていたパフォーマンスも、映画・ドラマの「ウォーターボーイズ」で指導をしていた関係者の教えを受け、難易度の高い技を取り入れた。

指導を受け難易度の高い技にも挑戦
指導を受け難易度の高い技にも挑戦

その一つが全員で作る「やぐら」 手の位置や組み方の少しのズレが失敗につながるという。「バランスひとつ崩れてしまうと全て崩れてしまうので、みんなの心をシンクロしてやぐらを成功させたい」とキャプテンは語る。

6人の心をシンクロさせて大技成功へ
6人の心をシンクロさせて大技成功へ

復活公演は大成功

復活したスプラッシュボーイズの定期公演。まずは息の合ったダンスで、観客を惹き付ける。次々に大技も決め、最も難しい「やぐら」も成功!圧巻のパフォーマンスを披露した。

難易度の高い「やぐら」も成功
難易度の高い「やぐら」も成功

ショーを見た人は「かっこよかった。楽しかった」「6人が合っていて盛り上がった」と興奮を隠せない様子。

プールにいた観客も大喜び
プールにいた観客も大喜び

復活公演を終え、キャプテンの遠藤さんは「やり切った気持ちでいっぱい。皆さん笑顔で楽しそうに参加されてたので、自分たちも楽しく踊ることができた。日々進化、レベルアップできるように毎日の日々の練習励んでいきたい」と笑顔を見せた。

観客もメンバーも笑顔
観客もメンバーも笑顔

温泉・プール・フラガールのショーなど沢山のワクワクがあるなか、また一つ新たな魅力が加わった。ハワイアンズの進化は止まらない。

(福島テレビ)

福島テレビ
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