2022年11月に打ち上げられた中国ロケットの残骸と見られる白い光が、10日に沖縄県各地で目撃された。

沖縄・浦添市で撮影された映像には、撮影者の驚く声が収められていた。
「ヤバいヤバいヤバい…何これ!?大丈夫?」

10日夜、長く白い尾を引く光が沖縄県の各地で目撃された。

沖縄・今帰仁村では、輝きながらゆっくりと落下していく光に、人々が驚いた様子でカメラを構えていた。

沖縄・西原町で撮影された映像には、子どもたちのこんな声が収められていた。
「これ、どこに落ちるの?」「これ、隕石(いんせき)か?」「待って、これ隕石じゃね?」

友だちと一緒に目撃したという中学生は、動画を撮影しながらこう思ったという。
動画を撮影した中学生:
みんな初めて見たからきれいで喜んでいたけど、どんどん不安になってきて。落ちて地球が終わるかもしれないと思った。
光の正体はロケットの残骸か
この光の正体はなんだったのだろうか?

光の正体について専門家はこう話す。

平塚市博物館学芸員・藤井大地さん:
今回は軌道から、2022年11月に打ち上げられた「長征3号B型」、これの残骸ではないか。

藤井さんは、中国のロケットの残骸だと推測している。

最近のロケットには燃えにくい素材が使用され、燃え尽きずに海や地上に落下するケースもあるという。
(「イット!」5月11日放送より)
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